芋文庫

推し本

2022-01-01から1年間の記事一覧

東京

首都、東京。文化的にも歴史的にもギュッと詰まったものがあります。 アースダイバー 中沢新一(1950~ ) 東京の地形は、縄文期からの洪積層(乾いた土地)と沖積層(湿った土地)の複雑な交代で成り立っている。 そのことが、街の形成にどう影響してきたのか。…

名作文学

正直、ほとんど読んでいません。”名作”だから読まなきゃ、とは思わないけど、気にはなります。しかし、名作文学は限りなく・・・ そこで、好きな書評家の意見を参考にします。 読まず嫌い 千野帽子(1965~ ) タイトルに惹かれて読んだ本。 文芸評論家、千…

日本を見る眼

海外から日本にやって来て、日本を好きになった人たち。 彼らの眼には、日本はどう映っているのか? ”日本を見る眼”はある出版社が使っていたのをパクりました。 日本その日その日 エドワード・S・モース(1838~1925) 初来日からわずかの間に大森貝塚を発…

本を作る

私などは、いつも気楽に本を読んで楽しんでいるのですが、今の時代、”本を作る側”は、いろんな意味で大変そうです。 それでも、”自分たちの本を作りたい”という熱意を持った方々のおかげで、いい本に出合えていると思います。 文房具図鑑 山本健太郎 2016年…

手仕事

”手作り”が商品の付加価値となってしまった現在。 趣味や家事、仕事であっても、”手作業”を楽しめたら、と思います。 手仕事礼賛 林ことみ 編み物作家の林ことみ。その作品は色使いがとてもステキ! 子供の頃から手作業の好きな彼女が、その時々の生活の中で…

イタリア

その歴史の深さ、風土の豊かさ、デザインのカッコよさ、食のすばらしさ、そして情熱的な人々(イメージではありますが・・・) 本を通じて、自分の生活にも、ちょこっとイタリア、持てればと思います。 イタリアの街角から 陣内秀信(1947~ ) 大学の研究室…

記録された歴史

私たちは今、現在に生きていますが、それは積み重ねられた歴史の上に成り立っています。文章や写真などに記録された”歴史”から、その当時を想像しています。モースの見た日本 モースコレクション・日本民具編 エドワード・S・モース(1838~1925)大森貝塚の…

歌謡曲

戦後の昭和を過ごした人には、それぞれの思いでと共に、その時流れていた歌謡曲があるのではないでしょうか。 筒美京平 大ヒットメーカーの秘密 近田春夫(1951~ ) 昭和を過ごした人なら誰でも、いくつかは知っている筒美京平の曲。私は子供の頃聞いた”さ…

猫との関わり方は人それぞれ。 今回の3冊を通じて、猫って風景の一部になってたんだな、と思いました。 ドクター・ヘリオットの猫物語 ジェイムズ・ヘリオット(1916~1995) イギリス、ヨークシャー地方で、獣医として働きながら作品を書いたジェイムズ・…

建築

”建築”というと、一般住宅から超高層ビルまで、いろいろですが、私たちの暮らしには欠かせない、衣食住の大切な部分でもあります。 ちょっとしたガイド本があれば、著名な建築家の作品も、古くから残る寺社も、その構造や歴史を楽しむことができます。 藤森…

伝説の人

私が”伝説の人”だと思う二人の人物。彼らは慶応3年(1867年)、同じ年に生れています。明治という、かなり乱暴に西洋近代化を推し進めた時代に彼らは育ちました。 二人とも行動、能力、その思考が日本人離れしているので、いろいろな伝説が生まれているようで…

野鳥

どこからか美しい囀りが聞こえる、目の前をきれいな鳥が横切る。誰?君の名は?それが私のバードウォッチングの始まりでした。 見つけた鳥の名前を調べ、生態がわかると、今まで気がつかなかった鳥たちにも目が行くようになります。 街中でも、街路樹に川に…