正直、ほとんど読んでいません。”名作”だから読まなきゃ、とは思わないけど、気にはなります。しかし、名作文学は限りなく・・・
そこで、好きな書評家の意見を参考にします。
読まず嫌い 千野帽子(1965~ )
タイトルに惹かれて読んだ本。
文芸評論家、千野帽子がテーマ別に名作文学の構造を解説します。
本の好みは違うものの、彼の考え方は私には新鮮で、共感する部分もかなりありました。
日本で昭和の初めに登場した”文学全集”の意味づけなど、面白かったです。
名作うしろ読み 斎藤美奈子(1956~ )
メジャーな名作タイトルがズラリと並びます。
文芸評論家、斎藤美奈子が、名作文学の書き出しは知っていても、ラストの一文は知らない私たちに、”だったら調べてみようじゃないの”とのコンセプトで語ります。
要は、ラストがわかっても、”名作”は面白い、ということ。
一作づつ、今風にわかりやすく解説してくれます。
百年の誤読 岡野宏文(1955~ )豊崎由美(1961~ )
日本文学より、海外文学に興味があるのですが、頼りにしているのが書評家、豊崎由美。
彼女と作家、岡野宏文の対談という形で書かれた本。
これまでの100年で書かれた海外文学の”名作”とされる100冊をとりあげます。
タイトルや作家名は聞いたことがあるけれど、実際に読んでない本ばかり。
ふたりの話を参考に、次に読む本を物色中です。