海外から日本にやって来て、日本を好きになった人たち。
彼らの眼には、日本はどう映っているのか?
”日本を見る眼”はある出版社が使っていたのをパクりました。
日本その日その日 エドワード・S・モース(1838~1925)
初来日からわずかの間に大森貝塚を発見するほどの観察眼を持ち、好奇心も強いアメリカの生物学者、モース。
明治初期の東京に暮らし、貝類の採集のため各地に出かけました。
彼は当時の日本の暮らしに強く興味をひかれ、日本での日々を心から楽しみました。
得意のスケッチも織り交ぜながらのモースの記録は、今では忘れられた日本人の生活の様子を教えてくれます。
空からやってきた魚 アーサー・ビナード(1967~ )
以前紹介したA・A・ミルンの自伝”今からでは遅すぎる”で石井桃子の翻訳を手伝ったアメリカ人の詩人ことアーサー・ビナード。
1990年に来日、その後ガツガツ食うように日本語を学んだという彼。
10年余りでこんなに日本語を深く理解できるようになる人もいるんですね。
彼の好奇心は幅広く、独自の感性で様々なものに向けられます。
ウスビ・サコの「まだ、空気読めません」 ウスビ・サコ(1966~ )
西アフリカ、マリ共和国出身のウスビ・サコ。
現在、京都精華大学の学長です。
20代で来日した彼が、今までの経験を通じ、マリ文化との比較もしながら日本について語ります。
”おもてなし”をとなえながらも国内で暮らす外国人には分かりにくい日本社会。
”日本文化の良さ”をこれからの共生社会に生かすには、どうすればいいのか・・・