芋文庫

推し本

体験

どんなに情報を集めるよりも、実際にやってみる方が理解が早い。体験談を聞くのは面白いし、説得力があります。

 

大江戸生活体験事情

       石川英輔(1933~ )  

       田中優子(1952~ )

江戸文化の研究者である2人が実際に江戸時代の暮らしのいくつかを体験。

江戸時代のこよみ、時間で生活してみる、火打石で火をおこす、などなど。

実際にやると、難しいこともあれば、案外便利で楽しいものも。

江戸時代と現在のエネルギー消費も比べながら、これからの私たちの暮らしを考えます。

 

闇と暮らす  中野純(1961~ )

夜の闇をこよなく愛する体験作家、中野純

夜の闇とは縁遠くなった私たちの生活。

しかし、本当の夜の闇の中では五感が研ぎ澄まされてくる。

そんな感覚を楽しむため、ナイトハイクを続ける著者。

いきなりの闇歩きは難しいけれど、身近なところで闇体験、チャレンジしてみたいです。

 

出セイカツ記  ワクサカソウヘイ(1983~ )

現代社会では、なんらかの不安を抱えている人は多いと思います。

お金がなくなったら、仕事が減ったら、食べ物に困ったらどうしよう・・・

著者は、知り合いに勧められて草を食べた事をきっかけに、磯で生活、不食に挑戦、石や泥団子の販売と様々な実験をして、不安に対峙していきます。

そんな体験を通じて彼の不安の感じ方も変わります。