中学、高校と英語を学んできたのだから、英語の文章を直接味わってみたい。
ピーナッツと谷川俊太郎の世界 チャールズ・M・シュルツ(1922〜2000) 谷川俊太郎(1931~ )
日本では1967年から谷川俊太郎訳で単行本が刊行されたPEANUTS。
主人公たちは、子供なのに、考え方は決して単純ではなく、自分たちの生きる社会を反映しています。
谷川俊太郎も日本語訳(かなりアレンジがきいています)には苦労したそうです。
それぞれのセリフが面白いので、英語でこんな言い方するんだ、と感心してばかり。
マザーグースの唄 平野敬一(1924~2007)
イギリスに伝わっていた古い歌のかずかずを集めたマザーグースの唄。
その歴史、詩の背景などを英文学者、平野敬一が考察します。
格言あり、なぞなぞあり、ナンセンスあり。
英語圏の人が、子供の頃から親しみ、会話の日常表現にもよく使われるマザーグース。
この本には、取り上げた全文の英語の原文が載っています。
音読すると、どれもリズミカルで、楽しい。
2010年にNHKEテレで放送された"英文学の名作名場面"を原文で味わうという番組、そのテキストを下敷きに、新たに編まれた本書。
作品は、出版年代順にオースティン、ディケンズ、モーム、フォースター、ウルフなど10作品。3,4ページづつではありますが、"原文"を読み、それぞれの作家の文章を直接感じるという胸躍る経験。
解説、日本語訳もあるので、安心してチャレンジ出来ます。