芋文庫

推し本

手仕事

”手作り”が商品の付加価値となってしまった現在。

趣味や家事、仕事であっても、”手作業”を楽しめたら、と思います。

 

手仕事礼賛  林ことみ

 

編み物作家の林ことみ。その作品は色使いがとてもステキ!

子供の頃から手作業の好きな彼女が、その時々の生活の中で、試行錯誤しながら作った物を紹介して行きます。

ボタン付けのコツから、リフォームして作った袋物や道具の話。

やってみたいアイデアがいっぱいです。

 

柚木沙弥郎 92年分の色とかたち  柚木沙弥郎(1922~ )

この本は、2014年に92歳になった染色家、柚木沙弥郎の仕事を紹介したもの。
染色はもちろん、手で作ることが基本になっている彼の仕事。

他にも、旅先で集めたコレクションなど、楽しい物でいっぱいです。

直感を大切にする、柔軟な考え方が、92歳にして仕事を続けられることに繋がっているようです。

 

宮脇綾子 アプリケ  宮脇綾子(1905~1995)

”アプリケ”と聞いて、懐かしい、と思われた方は、どこかで彼女の作品を見たことがあるのでは。

戦後、家事のかたわら、大切にとっておいた布でアプリケを始めた彼女。身近な野菜、魚、花などをモデルに作品を作っていきます。

彼女のデッサン力や、センスがすばらしいのですが、題材と使う布の組み合わせが、今みても新鮮です。