その歴史の深さ、風土の豊かさ、デザインのカッコよさ、食のすばらしさ、そして情熱的な人々(イメージではありますが・・・)
本を通じて、自分の生活にも、ちょこっとイタリア、持てればと思います。
イタリアの街角から 陣内秀信(1947~ )
大学の研究室の学生たちと、南イタリアの都市調査を続けている建築史が専門の陣内秀信。
ローマやベェネチア以外にも魅力的な街がたくさんあるイタリア。その多くが、自分たちの”歴史の恵み”と”自然の恵み”を生かして地域再生に取り組み、元気になっているそうです。
豊富な写真と共に、街々の活動と現状(2010年現在)を紹介していきます。
日本の現実を考えると、イタリアが羨ましいけれど、住民自身が意識を持って頑張っているんでしょうね。
コルシア書店の仲間たち 須賀敦子(1929~1998)
20代の終わりから10年程、イタリア、ミラノのコルシア書店での活動に参加していた須賀敦子。
薄紙を丁寧に折り重ねた様な彼女の文章。
1960年代のミラノ、自分たちの理想を追った、書店をめぐる仲間たちとの懐かしい日々が綴られます。
木をかこう ブルーノ・ムナーリ(1907~1998)
イタリアのデザイナー、ブルーノ・ムナ-リ
彼の作品は家具から絵本まで、ジャンルの幅が広く、実験的なものが多いです。
”枝は2本に分かれ、幹から遠くなるほど細くなる”この規則だけで、様々な”木”が描かれます。その応用は立体へと・・・
こんな簡単な規則に沿うことで、上手い、下手に関係なく、絵を描くのを楽しむことが出来る。
自分にも、もっと何か出来そうな、そんな気分にしてくれる本です。
翻訳は上で紹介した須賀敦子。