芋文庫

推し本

生きもの

私たちはもちろん生きものですが、廻りにも植物から昆虫、動物、様々な生きものがいます。

そんな生きものたちと深く、浅くかかわりあいながら、私たちは暮らしています。

 

小さな生きものたちの不思議なくらし  

           甲斐信枝(1930~ )

作者は、絵本作家の甲斐伸枝。

雑草に興味をひかれる彼女は、時間をかけて観察し、それらを絵にしていきます。

私たちの知らない、雑草や小さな生きものたちの、美しくもたくましい姿が描き出されます。

 

ネコはどうしてわがままか  

          日高敏隆(1930~2009)

動物行動学者の日高敏隆が、様々な生きものの行動の理由をわかりやすく解説します。

鶯の"適応度"、オタマジャクシの"恐怖物質"、"自然の偉大なる発見"としか言えないヘビの体の構造などなど。

生きて子孫を残すために生物が身につけた、驚くべき特性のいろいろ。

 

カヨと私  内澤旬子(1967~ )

いつも知らない世界を、自分の体験を通じて教えてくれる内澤旬子

彼女は小豆島に移住し、家の周りの雑草を食べてもらうため、ヤギを飼います。

まっ白い美しいヤギの名前はカヨ。

動物をどう飼うのが正しいのか、すべて飼い主のエゴだと言いながら、愛さずにはいられないカヨとの暮らし。

彼女はかなり情の深い人だとは思いますが、ヤギの方もいろいろです。