芋文庫

推し本

日記

他人の生活を覗いてみたい、とゆう欲望からか、私は人の日記を読むのが好きです(誰のでもいい、とゆうわけではありませんが)。

毎日の暮らしの記録を重ねて行くことに、面白さがあります。

 

富士日記 上・中・下  武田 百合子(1925~1993)

f:id:Amagon:20201229092620j:plain

作者は、作家武田泰淳の妻、武田百合子
東京赤坂の自宅から車で3,4時間の富士山麓の別荘での生活を、夫から言われて日記につけるよようになった百合子さん。

家事、庭仕事、車の運転と彼女はたくましい。

昭和40年代の日本、山の風景、季節の移り変わり、親しくした地元の人たち。

よその子供から”クソババア”と言われ、”クソは誰でもすらあ”と返して夫に叱られる、そんな夫婦。百合子さんの視点と描写はユニークですばらしいのです。

武田百合子の作品の中でも特に好きです。

 

すずしろ日記  山口晃(1969~ )

f:id:Amagon:20201229092709j:plain

f:id:Amagon:20201229092747j:plain

作者は2019年NHK大河ドラマ”いだてん”のタイトルバックの作者、画家の山口晃

なるべく”どうでもいい事”を目指して描いているとゆうコマ漫画です。

いつもの緻密な絵とは違ってラフな線ですが、これが上手い。

”反省好きの反省しらず”とご本人の言うとうり。ちょっと自虐的ですが、どこまで本気なのか。

私は未読ですが、続巻も出ているようです。

 

チクタク食卓 上・下  高山なおみ(1958~ )

f:id:Amagon:20201229092825j:plain

f:id:Amagon:20201229092900j:plain

料理家、高山なおみが2005年一年間、毎日の食事を写真とイラストで記録した、ごはん日記

夫と二人の食卓は、その日の仕事などに応じて臨機応変

気張らない暮らしが感じいい。

時々つくレシピも魅力。