芋文庫

推し本

絵本

今月は、絵本。ここでとりあげる絵本は、絵を主体とした本ということです。

 

ぼくは犬や  ペク・ヒナ(1974~    )

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ワンコってそうだろうなーと、すっかり共感してしまう、今年イチオシの絵本。ペク・ヒナは韓国の女性作家。彼女の”天女銭湯”も良かったです。訳者の長谷川義史の関西弁が効いています。韓国にはスージー・リー(なみ、せん)など、独自の表現で新しい作品を作る女性作家がいて、すごいなと思います。

 

ヨーコさんの”言葉” わけがわからん  佐野洋子(1938-2010) 絵 北村裕花

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絵本作家、エッセイストの佐野洋子の言葉に北村裕花の絵。NHKで放送した番組を本にしたもの。潔くて、すぐに通り越してしまう佐野洋子の言葉を、北村裕花の絵が入ることで、じんわりと感られるようになっています。シリーズで3冊出ていますが、特にこの”わけがわからん”が気に入っています。

 

ガーデンスケッチ  サラ・ミッダ

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1983年にサンリオから、英語の原本と日本語のテキストの2冊組で出た本。

ガーデニングが教養とされるイギリスで若いサラ・ミッダが、種まきから料理法まで、ガーデンについてのあれこれを、文字もすべて手書きの彼女の絵で表現した、とにかくすばらしい作品。私の宝物です。

図書館では見つけにくいかもしれませんが、ネットで2000円~で出ています。

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