芋文庫

推し本

江戸

江戸とは、江戸時代における現在の東京。約200年にわたる鎖国政策によって独自の繁栄をした街。その文化に惹かれる人(私もですが)が多いのはなぜでしょう?知れば知るほど興味深いです。

 

百日紅(さるすべり) 一~三  杉浦日向子(1958~2005)

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時代考証で江戸の風俗を研究し、それを表現するために漫画を描いた杉浦日向子

百日紅は、一番好きな作品です。

葛飾北斎を中心に話は進みますが、不思議な事もたくさんの江戸末期の人々の生活が、新鮮に感じられます。

実業之日本社版(A5サイズ)が大きくてお勧めですが、ちくま文庫版(上下巻)なら図書館で借りられると思います。

 

江戸な日用品  森有貴

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江戸時代から庶民に使われ、その時々の生活に合わせて改良されながら、今も健在な日用品の数々。これは、現在でも買える江戸の日用品カタログ。

東京の老舗で買ったスイーツを食べながら、江戸の暮らしに思いを馳せたりしたいものです。

 

江戸レシピ  奥村彪生(1937~ )

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江戸時代に出版された"豆腐百珍"(1782年刊)と"卵百珍"(1785年刊)のレシピ集。

伝承料理研究家の奥村彪生が、原文も一部紹介しながら、作りやすく現代的にアレンジしたものです。

豆腐を焼く、炒める、煮る、する、揚げるといろいろな調理法が出てきます。卵ではさらに変化にとんだものが・・・

江戸時代にも、こんな本を参考に料理を楽しんだ人が、たくさんいたんでしょうね。